食品添加物はなぜ太る?その理由とは?

からだに悪い物は太る原因

太るものといえば何を思い浮かべますか?

ピザやラーメン、丼物といった高糖質食品、砂糖やクリームたっぷりのスイーツ、フライドポテトや唐揚げのような高カロリーな揚げ物など、糖質食品やカロリーの高いものを意識するのではないでしょうか?

これらは絶対に食べてはいけないわけではありませんが、からだによくない食べ物です。からだによくないから太るわけです。

しかし日常生活では、他にもからだに悪いものはあります。それが食品添加物です。

食品添加物はカロリーが高いわけでも血糖値を急上昇させるわけでもないですが、太る原因になります。

食品添加物とは?

食品添加物とは、それのみでは食品として食べられることはなく、食品の主要な材料としては用いられないもので、食品を製造、加工する際、色々な目的で食品に添加されるものです。

食品添加物は次のように分類されています。

■指定添加物
安全性・有効性を確認し、国が使用を許可した添加物

■既存添加物
長年使われた実績があると厚生労働大臣が認めたもので、継続使用を認めている添加物

■天然香料
動植物から得られる天然の香料で、食品に香りをつけるのに使われる添加物

■一般飲食物添加物
通常は食品として飲食されているものを添加物として使用する

 

食品添加物の役割と種類

現代の食事事情では食品添加物は様々なところで使われています。今回は食品添加物が実際にどのような目的で使用されているのか?また、現在使用されている食品添加物の主な目的と種類をまとめていますので、参考にしてください。

食品の味を向上させる目的
調味料 グルタミン酸ナトリウム グルタミン タウリン
甘味料 サッカリン アスパルテーム カンゾウ抽出物 ステビア
酸味料 クエン酸 コハク酸 酒石酸 乳酸
苦味料 カフェイン 二ガキ抽出物 ナリンジン
腐敗やその他、化学変化による食品の変質を防ぐ目的
保存料 ソルビン酸 安息香酸 しらこたん白抽出物
酸化防止剤 ジブチルヒドロキシトルエン トコフェロール
防カビ剤 ジフェニル イマザリル オルトフェニルフェノール
栄養価の維持向上
アミノ酸類 アスパラギン酸ナトリウム アスパラギン
ビタミン類 アスコルビン酸 ニンジンカロテン
ミネラル類 亜鉛酸類 未焼成カルシウム 塩化カルシウム
食品の色彩や色味をつける
着色料 食用赤色2号 アナトー色素 ウコン色素 クチナシ色素
漂白剤 亜硫酸ナトリウム 硫酸カリウム
光沢剤 カルナウバロウ ミツロウ
香料 アセト酢酸エチル
食品の製造加工に必要
粘着剤 アルギン酸ナトリウム アラビアガム グァーガム
イーストフード 塩化アンモニウム 焼成カルシウム
ガムベース エステルガム エレミ樹脂
かんすい 炭酸カリウム 炭酸ナトリウム
pH調整剤 クエン酸 りんご酸
乳化剤 グリセリン脂肪酸エステル ダイズサポニン 植物性ステロール
膨張剤 炭酸アンモニウム 炭酸水素ナトリウム

 

食品添加物の表示について

食品添加物を食品に使用した場合は、原則として一定のルールに従い表示する決まりになっています。商品には原材料名が表示してありますので、どんな食品添加物が使われているのかを確認することができます。食品添加物から体を少しでも守るためには、食品添加物の表示に関して知っておく必要があります。

よく使われているのは「甘味料、着色料、保存料、酸化防止剤防カビ剤、増粘剤」辺りです。また最近よく見かけるのが、カロリ−0やカロリーオフ商品などで人工甘味料が使われているケースです。原材料名のところに甘味料(ステビア)などで記載されています。

ダイエットではカロリーが重要なことは言うまでもありませんが、カロリーが全てではありません。カロリーが高くても体に良くダイエット効果も高い食品はたくさんあります。だからといってたくさん食べてしまえば、カロリー摂取過多になってしまうので、量を制限するわけです。

反対にカロリ−0やカロリーオフと言っても体に良くないものが使われている商品はたくさんあります。「カロリーオフだからダイエット中にはいい」と思い摂っていると、カロリー摂取は抑えられるかもしれませんが、別の部分でダイエット効果を大きく下げてしまうことになります。

 

【表示のいらない食品添加物(表示免除)】

次のような場合には、表示が免除されます。いろいろ難しいことが書いてありますが、注意していただきたいのは3番です。ダイエットの際には場合によってはサプリメントを摂ることもありますが、美容や健康効果を高めるものにも食品添加物は使われていることがあるのです。

(1)加工助剤

食品の加工の際に添加されたが、①最終食品として包装する前に食品から除去されるもの。②食品に通常存在する成分と同じになり、食品中に天然に存在するその成分の量を有意に増加させないもの。③最終食品に極僅かなレベルでしか存在せず、その食品に何ら影響を及ぼさないもの。

上記のどれかに該当する場合は加工助剤となり表示が免除されます。

 

(2)キャリーオーバー

①原材料(食品添加物を含む)に対して食品添加物の使用が認められている②その量が許可されている最大量を超えていない。③食品が原材料から持ち越される量より多量の該当食品添加物を含有しない。④持ち越された食品添加物の量が食品中で効果を発揮するのに必要な量より有意に少ない。

以上のすべての条件に該当する場合はキャリーオーバーとなり、表示が免除されます。ただし、調味料、甘味料、着色料のような味、匂い、色など五感に訴えるものは、一般的に最終食品で効果を発揮するので原料由来の場合であっても表示が必要になります。

 

(3)栄養強化目的で使用された食品添加物
※ダイエットとの関わり合いが強い

栄養強化の目的で使用されるビタミン、アミノ酸ミネラルといった食品添加物は表示が免除されます。
ただし、強化表示を行う場合には、健康増進法に基づく栄養成分表示ルールに従って追記しなければ
なりません。また、JAS法に基づく個別品質表示基準で表示が義務付けられている場合は表示が必要になります。

※健康増進法
健康増進法(平成14年8月2日法律第103号)は、国民の健康維持と現代病予防を目的として制定された法律。平成13年に政府が策定した医療制度改革大綱の法的基盤とし、国民が生涯にわたって自らの健康状態を自覚するとともに健康の増進に努めなければならない事を規定、制定したものである。(Wikipediaより引用、抜粋)

 

食品添加物が太るわけ

食品添加物は別にカロリーがあるわけでも血糖値を急上昇させるわけでもありません。しかしからだに様々な影響を与え、太りやすい体質に変えてしまいます。

特に次のようなことが食品添加物で太る原因になります。

  • 肝臓への負担
  • 腸内環境の悪化
  • 味覚が悪くなる
  • ビタミンを大量に消費する

 

肝臓への負担

食品添加物は肝臓で無害な物質に分解して排出されます。単純な話、食品添加物の摂取量が多いほど肝臓の負担が増えます。肝臓は3大栄養素の代謝と合成、貯蔵という役割を担っており、肝臓の状態は代謝に大きく関わります。

食品添加物の摂取で肝臓の負担が増えるほど機能が低下します。すぐに体重に現れてどんどん太るわけではありませんが、徐々に太りやすい体質に変えていってしまいます。

 

腸内環境の悪化

食品添加物が使われているものには保存性を高めるようなものも数多くあります。例えばカップ麺やスナック菓子、あるいはダイエットに最適なんて謳われていたりする携帯固形食のようなものもあります。

基本的にそれらにはトランス脂肪酸(過酸化脂質)が含まれています。そういった悪い油は腸内環境を悪化させる大きな原因です。また食品添加物は腸内の善玉菌に良い影響は全く与えません。ジャンクフードばかり摂っていると腸内フローラが非常に悪くなる研究データからもわかる通りです。

腸内環境が悪化すると栄養の吸収が悪くなります。そうなると全身の細胞に栄養素届けにくくなります。結果細胞の新陳代謝が低下します。

 

味覚が悪くなる

体型は味覚に大きく影響しています。太りやすい味覚、太りにくい味覚というのは確実にあります。人間は本来、自然な物は美味しいと感じ、不自然な物は不味いと感じ受けつけないようにできています。

食品添加物は人工的なものになります。それらの味に慣れてしまうと、素材そのものなど自然な味を美味しいと感じなくなったり、物足りなさを感じるようになってしまいます。

 

ビタミンを大量に消費する

からだに入った食品添加物は何の役にも立たない不要物です。解毒をして排出しないといけません。解毒は肝臓で行いますが、その解毒作業の際に大量のビタミンを消費します。

それは解毒作業の際、肝臓に大量の活性酸素が発生するからです。肝臓の酸化を防ぐためにビタミンC やEなどの抗酸化作用のあるものが大量に消費されます。

また肝臓はビタミンの一時的な貯蔵庫の役割も果たしています。肝臓が解毒作業などで重労働が過剰になると炎症を起こしてしまいます。炎症が起きると、それを鎮めるためにまた大量のビタミンが使われることになります。

肝臓へビタミンを大量に使われてしまうと、からだ全体がビタミン不足になり、代謝低下や血流の悪化などにつながってしまいます、

 

食品添加物で太らないためには

現代の生活で100%食品添加物をシャットアウトすることは不可能です。多かれ少なかれ体内に入ってきます。食品添加物で太らないためには「食品添加物の摂取量を少しでも減らすこと」「肝機能と腸内環境を整える」この2つが重要になります。

 

食品添加物の摂取を減らすコツ

  • 加工食品の購入を減らす
  • できるだけ無添加を選ぶ
  • 脱コンビニ

 

加工食品の購入を減らす

加工食品は保存性を高めるために保存料などが使われていることが大半です。加工食品の購入が多いほど食品添加物を摂取していることになります。調理物に関しても、できるだけ生鮮食品を購入し、自分で調理するように心がけてください。

 

無添加を選ぶ

ごく当たり前のことですが、できる限り実践してみてください。現在は健康志向が高まっており、無添加のものも数多くあり選びやすい環境にあります。またきちんと原材料を確認する習慣をつけることも大切です。

 

脱コンビニ

手軽に食べ物が買えて便利なコンビニですが、コンビニの弁当、おにぎり、サンドイッチな度ほぼ全てに食品添加物が使われています。またコンビニにいけばついお菓子なども買ってしまいがちです。コンビニの利用が多い人ほど太りやすい食生活をしているといえます。

 

肝機能を整える

体内に入った食品添加物は肝臓で解毒して排出されます。肝臓の負担が大きくなるので、その分肝臓を労るようなことが必要になります。

 

肝臓の酸化を防ぐために抗酸化物質を摂る

まずは肝臓の保護のため、抗酸化物質を積極的にとるようにしてください。身近な抗酸化物質はビタミンC、E、βカロチン、イソフラボン辺りになります。

ビタミンCを多く含む食品
柑橘類、キウイフルーツ、いちご、ブロッコリー、小松菜

ビタミンEを多く含む食品
南瓜、アーモンド、いわし

βカロチンを多く含む食品
緑黄色野菜

イソフラボン
大豆食品、葛

 

良質なタンパク質を摂取する

肝臓自体もタンパク質でできています。良いタンパク質を摂って肝臓の修復生成を促しましょう。

【おすすめタンパク質】

・魚介類(青魚、タコ、イカ、海老、貝類)
・大豆食品(納豆、豆腐)
・鶏胸肉、ささみ

高タンパク低脂肪の肉類も良いタンパク質源ですが、摂り過ぎは腸内環境の悪化につながり、肝臓にも悪影響を与えてしまいます。肉類は脂身が少なく高タンパクな鶏胸肉やささみにしましょう。

特におすすめはタコやイカなどの魚介類です。タウリンが多く含まれており肝臓の保護には最適です。高タンパク低脂肪なのでダイエットにもおすすめの食品です。

 

腸内環境を整える

腸内環境の悪化はダイエットの大敵です。それ以外にもメンタルの不調など色々な悪影響を及ぼします。まずは善玉菌のエサになるものを多く摂るようにしましょう。

▼乳酸菌
発酵食品、ヨーグルト

▼ビフィズス菌
ヨーグルト、りんご、にんじん、バナナ

 

まとめ

正直な話、食品添加物は現代の生活には必要不可欠になってしまっています。ただ日頃の意識一つでだいぶ減らすことができます。ダイエットは健康的な体を作る作業です。糖質やカロリーだけでなく、食品添加物などからだに悪影響を与える物にも注意を払っていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です